「破れ鍋に綴じ蓋」の意味、類語・対義語は?
○ 読み
われなべにとじぶた
○ 意味
欠けた鍋にも、それに合うように綴じた蓋があるように、どんな人にも「釣り合う相手」や「合う居場所」がある、というたとえ。とくに夫婦・カップルの相性について言うことが多い
○ 由来
料理道具の「欠けた鍋」と「綴じて直した蓋」から生まれた言い回しとされます。いつ・どの本が出典かは諸説あり
○ 類語
割れ鍋に綴じ蓋
似た者夫婦
鍋には蓋(※ことわざというより言い回し)
類は友を呼ぶ(「似た者が集まる」の側面で近い)
蓼食う虫も好き好き(好みは人それぞれ)
○ 対義語(または反対の教訓を示す表現)
月とすっぽん(釣り合わない)
釣り合いが取れない
格が違う(※使い方に注意。上から目線になりやすい)
「破れ鍋に綴じ蓋」の英語類句は?
Every pot has its lid.(どんな鍋にも合う蓋がある)
There’s a lid for every pot.(どんな人にも合う相手がいる)
There’s someone for everyone.(誰にでも合う相手がいる)
Match made in heaven.(天の配剤のような相性)※文脈によっては甘め
Birds of a feather flock together.(似た者同士が集まる)※意味は近いが「相性の肯定」より“同類”寄り
「破れ鍋に綴じ蓋」の使い方は?
○ 例文(日常)
「友だちの彼氏、ちょっと変わってるけど、まあ破れ鍋に綴じ蓋だよね。」
○ 例文(就活・学習)
「第一志望に落ちても、自分に合う会社はあると思う。破れ鍋に綴じ蓋ってやつで。」
○ 使うときのポイント
相手を軽くいじる言い方にもなるので、本人の前で言うと失礼になりやすい。「合う場所がある」の励ましとして使うと角が立ちにくい
「破れ鍋に綴じ蓋」のよくある誤用は?
○ 誤用例1
「破れ鍋に綴じ蓋だから、あの二人はレベル低い者同士だよね。」
→ なぜ誤用か:この言い方は、相性を“肯定”することも多いのに、露骨な悪口にすると嫌味が強すぎ
○ 誤用例2
「能力がない人は、能力がない会社に行けばいい。破れ鍋に綴じ蓋。」
→ なぜ誤用か:就活の文脈で“能力がない”と決めつけるのは乱暴です。「合う環境を探す」方向に寄せるのが自然

佐々木、料理してるの?珍し

自炊!節約!と思って鍋でパスタ茹でてる!

その鍋、取っ手グラグラじゃない?

大丈夫!左手で支えればいける!

発想が火事の一歩手前。蓋どこ?

蓋ないから、皿で代用!

ぴったり合ってないのに、なんか上手いよね。

え、褒めてる?

褒めてない。でも君には、そういう“ちょうどいい相手”が必ずいる。
—『破れ鍋に綴じ蓋』

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